奈須きのこ氏の新著「DDD1」を読んだ感想です。(其の弐)とは以前
「陰日なたに咲く」の感想を書いて夏休みも終盤に差し掛かったころものすごい検索からのヒット数を得た記事がありました。そちらが(其の壱)ということです。
ちなみに僕の読書傾向ですが、好きな作家は村上龍氏(「限りなく透明に近いブルー」や「希望の国のエクソダス」などの著者で「カンブリア宮殿」に出演している。「海の向こうで戦争が始まる」および「共生虫」は面白かったが作風は異なる。)や辻仁成氏(「冷静と情熱の間」の著者であるが俺は読んでない。「パッサジオ」が印象的だった。)
前者は中学時代、後者は小学校高学年時によく読んでいたが、高校に入ってからはろくに読書もせず‥
で、しばらくぶりに読んで今日さっき読み終えたのが「DDD」であるわけ。
面白かった。ネタバレしないような感想を書きます。
奈須氏の筆癖といえば「当て字」。
この話事態は続編があるみたいなので、第一巻にあたる本書では序盤は登場する人物の説明的描写中心なのでつまらないが、後半に差し掛かったあたりから畳み掛けるようにストーリーの全容が見えてくる展開の巧妙さは氏の最大の技。
作中の「当て字」で最も気に入った表現
「すごい-お兄ちゃんの手、まだわたしの
なかでビクビクしてる-」
「
胃」と書いて「
なか」と読ませる。ほんとに秀逸です。ほかにも優れた描写はあるのですが、この行のインパクトが強すぎた。
人物のパーソナリティーもまたよく描かれています。イラストがありますからこの手の作品を嫌う人もいるかもしれません。でもライトノベルとしてくくるにはもったいない気もします。
まだ一度しか通読してませんが、二度読むと隠された描写に気づけて楽しめる、深いです。
あとS&Wの365口径の銃って出てきたが‥それって、、、
ここまで書いて気づいたが、ネタバレせずに感想を書くのは難しい。
ということで、千葉県へ行く人はぜひ読んでくださいwww