そうだこの時間に更新するのは良いことだ。
でも、学校で爆睡したら元も子もないな、河ぶたです。
今日は短編物語を書こうと思います。
タイトル:秋
ある日の放課後。そろそろ冬の訪れを感じさせる風のにおいがつんと鼻をくすぐる、この時期を僕は待っていた。
冷たい風に頬を赤らめる木々。雪の前触れを告げる虫たち。僕は北海道の秋が好きだ。
高校生活も残りがわずか。残された日々を三年間の余韻に浸るかのように、何事もないことを楽しみ過ごす。僕は帰り支度を始めている。
校舎から一歩足を踏み出すと、手袋がなければ手先の感覚が麻痺しそうな寒空。
自転車で帰る事への憂鬱を感じながら、震える体にむち打ちペダルを踏む。こんな何気ない思考のリフレインだって後一ヶ月くらい。
学校は小高い丘の上に位置し、前庭には無邪気に遊ぶ近所の子ども達。校庭の中を通る舗装道では愛犬を散歩する初老の男。
これだっていつもの光景。学校関係者でなくても自由に敷地内に入れる、そんな校風に惹かれ僕は入学を決めた。
僕とすれ違う二人の少年。歩きながら二人、手には携帯ゲーム。
子ども達は外に出て歩きながらゲームをするのか。カオスな日本の現状に不安を抱えながらそんなことをつぶやく。
ふと、自分の過ちに気付く。
もう一度少年の手元に目をやる。今度は自分の視力を最大限に、凝視する。
小学四年生くらいであろうか。手には僕の記憶が正しければ「ゲームボーイアドバンス」という、それなりに新しい機種。
やはり自分の知らない遊戯が浸透していると物寂しさを覚える。
しかし次の瞬間僕の目に入ってきたのは、もうひとりの少年が持つ
ゲームボーイポケット‥(※GBポケットLIGHTではありませんでした)


ちょwwまw‥
この幻の機械を何で君は使っているのかね、現役で。と問いただしたくなるが。落ち着け、俺。
まて、そもそもこの二人の目的は何だ?
ゲームボーイライトと、アドバンスじゃ通信対戦すらできないんだぞっ!それでも君たちは満足か?
そうか。そういうことか。
友情だ。これこそホントの友情なのだ。昨今教育の崩壊、いじめ問題などが取りただされている。
しかし、まだ現代(いま)を生きる子ども達は捨てたモンじゃない。
僕は見た。真に迫る友情を。
僕に本当の友情を教えてくれたゲームボーイポケット。そして少年達。
君たちのことを忘れない。
秋風がそっと粉雪を運ぶ、そんな日の出来事を。
内容の一部は嘘があったことをお詫び申し上げます。
「そんな校風に惹かれ僕は入学を決めた」
‥嘘だっ!!